「八女すだれ」をつくり続ける為に!
「八女すだれ」は八女地域の竹材料を使用していること、八女地域で生産していることを定義として定められた福岡県知事指定特産民工芸品です。この「八女すだれ」を後世に守り伝えようと、弊社(鹿田産業)が代表を務める「八女すだれ振興会」は福岡県の助成(福岡県特用林産基盤整備事業)により、創業の地となる広川町川上に希少品種竹「雲紋竹」植林プロジェクトを開始いたしました。
自然が描く雲紋模様を揃え編む最高級すだれ「紋竹」
その名の通り、表面に雲のような茶褐色の斑点模様が色づく「雲紋竹」。未だに解明されていない自然と色づくこの紋様を職人の手によって円周にそって揃え編むのが最高級すだれ「紋竹」です。
竹の表面の模様にそって合わせ編む「表編み」とともに竹の節目を揃えてひとつひとつ手作業で編んでいきます。「八女すだれ」職人の秀逸な技巧を明瞭に伝えることができるのが、この「紋竹」なのです。
創業の地で自然とあゆみ、新たな命を未来へ受継ぐ!
2017年3月15日、鹿田製簾所として産声を上げた創業の地へ全社員で雲紋竹の苗を植えました。「八女すだれ」の材料となるまでには10年ほどかかるといわれていますが、100年の伝統を受け継いできた弊社です。社員一丸となって我が子のように育て、また新たな伝統を未来へつないでいきます。